福田進一/19世紀ギター・デビュー!

福田進一は、日本のクラシック・ギターリストです。
日本人のクラシック・ギターリストというと山下和仁が有名ですが、山下と同じぐらいに素晴らしいギターリストだと思います。
これは、19世紀ギターという、今のギターとはすこし違うちいさめのギターを使って演奏された、すこし珍しいアルバムです。
ギターってこんなにきれいな音がするのかと驚きました。
ピアノの本で読んだ事があるのですが、今の楽器は、大きなホールでも音が遠くまでとどくように、音量をより増幅させようと、楽器がどんどん巨大化しているのだそうです。
でも、それは音量を増幅させるためにしている事なので、音色のよさは取り残されてしまっているんだそうです。
クラシックのソフトな弦を張った響きの美しさは昔から好きだったのですが、昔はこんなに美しい音を出す楽器だったのかと知って、驚きました。きっと、弦の音とボディーの増幅の音のバランスが美しいのだと思います。そして、福田進一の演奏のすばらしさに感動しました。
クラシック・ギターは、プロとなると、どの人もロックやポップスの世界に行ったら天才的な扱いを受けるのではないかというぐらいに技術がすごいと感じます。
ベースを弾きながらメロディーとコードを同時に演奏してしまったり、さりげなく演奏している所のすべてが、ひとりで演奏しているとは思えないほどの超絶技巧です。
19世紀のギターで聴く、クラシックの古い名曲の数々は、まるでタイムスリップして貴族にでもなったような気分でした。