エリック・クラプトン / ライブ

ロックの3大ギタリストに挙げられるひとり、エリック・クラプトンが1975年に発表したライブ・アルバムです。
原題は「E.C. Was Here」です。
エリック・クラプトンはもともとヤードバーズやジョン・メイオール・ブルースブレイカーズというブルースバンドでギターを演奏していた人ですが、ソロとしてデビューした後はヒットチャートを意識した音楽に取り組み、迷走します。
そういう中で突如出されたこのライブアルバムで、エリック・クラプトンは本来のブルースの演奏を大半として、ヒットチャートを意識したようなポップな曲は一切演奏しません。
水を得た魚のように、素晴らしいブルースギターの演奏が続きます。
特に素晴らしいのは1曲目「Have You Ever Loved a Woman」でした。
白人の演奏するブルースは、元々のブルースと区分けしてホワイトブルースと呼ばれる事がありますが、これはホワイトブルースならではの洗練されたサウンドと、ブルース本来の粘るような説得力が同居した演奏で、感激しました。
また、非常に濃い演奏をするこのバンドブルースの中に爽やかな音で参加するオルガンがいることで、とてもレイドバックした雰囲気が出たと感じました。
エリック・クラプトン名義で出たアルバムの中で、3大ギタリストのひとりとしてもっともギターを見事に演奏したアルバムがこれだと思います。
バンドブルースやブルースロックというものを代表する1枚でもあると思います。