レベッカ / Poison

ラジカセ、ウォークマン、CDプレイヤーといったオーディオ装置が若者でも安価で買えるようになった80年代中ごろ、中学生から高校生むけのメッセージ性の強いロックバンドやミュージシャンが数多く生まれました。
しかし命を振り絞るように強いメッセージを伝える彼らは短命で終わることも多く、尾崎豊は26歳で死に、若者の代弁者として圧倒的な人気を誇ったレベッカも7年で解散してしまいます。
1987年発表のこのアルバムは彼らの最初の解散のラストアルバムのひとつ前に出されたもので、最高傑作という評判も高かったものです。
デビュー当初から日本のポップ/ロックのコアな音楽ファンには高く評価されていたレベッカですが、85年に発表した「フレンズ」というティーンエイジャーの心情を歌った曲の大ヒットでライトな音楽ファンにも受け入れられ、大ブームを起こします。
しかしこのヒットによってレベッカは「フレンズ」のような音楽やメッセージを求められる事になり、本人たちはそれに応えようと努力します。
その結果生まれたのがこのアルバムで、「MOON」「真夏の雨」「OLIVE」といったフレンズ同様のティーンエイジャーが抱える問題を扱った曲が多数収録、音楽や演奏の質も高く、日本のロック史に名を残す名盤となりました。
しかし引きかえにヴォーカルと策士担当であったNOKKOは精神的にも肉体的にも追い込まれ、解散をはやめました。バンドの崩壊と引きかえに生まれた作品でもありました。